富野由悠季監督とその作品をひたすら語るブログ

TOMINOSUKI / 富野愛好病
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ブログはしばらく休業する

2016/11/12 21:45|ブログ運営TRACKBACK:0COMMENT:1
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 皆さん、おひさしぶりです。タイトルの通り、このブログは訳があり、しばらく休業させていただきます。

 いつか復活します。

 その間、記事についての更新ですが、今のところまったく予定がありませんので、期待する方は申し訳ないですが、しばらく既存資料の載っているブログとして読んでください。

 いつか復活しますが、いつ復活するかはこちらが決められるものではありません。



 また、富野由悠季関連の文章は、現在ただ1週間1回くらいのペースで、中国のネットアニメマガジンに載せてもらっています。おおよそ日本語では書けない刺激的なな話(ネタバレの類ではない)もあったりしていますので、中国語の分かる方はこちらの本名で検索してみてください。

 なんとも寂しいここ1年、2年ですが、それでも少し面白くなるように、これからも頑張りたいと思っています。それではまたいつか再会する日を楽しみにしております。

キャラクターランド Vol.9のゴジラ特集に富野監督ら登場

2016/10/11 20:54|富野情報TRACKBACK:0COMMENT:0
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 先日荒木哲郎監督の紹介および講座を通して、『シン・ゴジラ』を評価していると判明した富野由悠季監督は、キャラクターランド Vol.9のゴジラ特集にも登場することになります。くわしくは以下の画像の通りです。



キャラクターランド Vol.9: ハイパームックキャラクターランド Vol.9: ハイパームック


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シン・ゴジラとは何か?

富野由悠季
赤井孝美×池田憲章
押井守×岡部いさく
出渕裕×氷川竜介
あさりよしとお・鶴田謙二
伊藤伸平・豊田巧・石井誠
吾妻ひでお

 気になる方は買いましょう。

アニメツーリズム協会と富野監督について思うこと

2016/09/17 12:03|富野雑談TRACKBACK:0COMMENT:3
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 昨日、こんな話がありました。



富野監督も“巡礼”呼び掛け 「アニメ聖地」全国88カ所を選定、集客に活用「アニメツーリズム協会」設立 - ITmedia ビジネスオンライン

 アニメの舞台になった地域を「アニメ聖地」として選定し、訪日観光客などの呼び込みにつなげる「アニメツーリズム協会」が設立された。全国88カ所を選び、複数の聖地をつなぐ“巡礼”ルートも整備する。観光立国を掲げる政府も協力し、オールジャパン体制で盛り上げていく。

 同協会は一般社団法人として設立。「機動戦士ガンダム」シリーズで知られる富野由悠季監督が理事長に就任し、理事会にはKADOKAWAの角川歴彦会長やJTB、日本航空の代表らが参加する。

 ビックリする人は多いと思います。実際、私もビックリしました。

 最初は、「えー」と感じましたが、すぐ良いと思うようになりました。

 とてもいいことだと思います。

 「そのようなブログの名前をつけたやつだから、当たり前だろう?」という声もあるかもしれませんが、そうではありません。



 アニメツーリズムに関して、個人的な着眼点は海外向けも視野に、ということですね。

 今までのアニメ聖地観光は、完全に日本人向け、内輪向けなだけです。

 自由に楽しめられる日本のファンの方は大抵知らないことですが、

 海外のアニメファンは知識の少なさとアクセスの難しさで、

 そういったコンテンツを楽しみたくても、日本人ほど自由に出来ないのが現状です。

 少しでも楽しみたいとすれば、大抵変な業者に食い物にされているんです。

 整備でこういった現状を改善できるなら、海外の者としては断然いいこととは思っています。



 それだけではない。

 富野監督が理事長!? という事実に、賛否両論があると思います。いや、現にたくさんあります。

 個人的には、とてもいいことだと思います。

 富野監督は、自分なりに「可能性」を模索していますから。

 確かに、今までの先例を見ても、懐疑ないし心配的な考え方になるのは分かります。

 これはあくまでこれらの団体が進めようとしているもので、「官」どうこうのことではありません。

 また、よく考えれば、政治力も営業力もなにもなかった富野由悠季(ちょっと言い過ぎたかもしれない)が理事長を勤める時点で、きっと別のところに力が働いているのは分かります。

 乱暴な言い方をすると、担げ上げられたとも言えなくもありません。

 それでも、監督は知っててあえて「やってみせた」というのはなぜだろう。

 上手い汁があるに違いないとしか思えないのは、ちょっと想像力が乏しいといわざるを得ません。

 アニメをきっかけとして、外に出ることは悪いことではありません。
 
 その上、アニメ業界の中で誰もやりたがらないことをやってみせるのは、昔からこの人の不器用なやり方です



 ほかの面子をごらんの通り、他の業界から「アニメ聖地」を使いたい人たちです。

 唯一アニメ業界の人間としての富野は、アニメ業界を代表してやることになります

 アニメ業界の中で誰もやりたがらないことをやってみせるのはそんな悪いことなのか? 僕はそう思っていません。

 そのようなものにだって、可能性があるかもしれないからです。

 見つかったら、アニメ業界に恩恵をもたらすことだってありえるかもしれません。

 しかし、もうすぐ75歳になる富野由悠季は、そんな恩恵を受けることは絶対的に少ないです。

 じゃあ、誰のためにやるか? その答えは明瞭でしょう。

 アニメ業界のためです。

 誰が頼んだ!? たぶん誰も頼んでないですね。

 でもやるんですね、富野監督は。



 このニュースについて、嘆いている業界人の方もいます。

 こういう枠組みにいい感情を持てないのは分かります。

 しかし、「だったらまず自分で監督を助けてあげてください」、と、言いたい気分もあります。

 監督は、自分なりに「可能性」を模索しています。

 このプロジェクトに組んでいる方は、各界から集まっている人たちです。

 外界からという意味では、監督に与えられる刺激は、ひょっとしたらアニメ業界より多いかもしれないです。

 監督をお神輿にするな! という気持ちは死ぬほど分かります。

 しかし、監督に気があるそぶりをしておきながら、積極的に監督を助けてあげないのは、

 「そのままの君でいてね」ということになります。

 それはそれで監督をお神輿にする行為だと思います。



 別に誰かを批判しているわけではありません。特定な対象も知らないわけですから。

 しかし、シナリオなりコンテを一つでも発注してみてください。

 新作アニメのことで富野監督を誘ってみてください。

 勝手に怖い大御所だと思っているかもしれませんが、案外嬉しく参加してくれるかもしれません。

 富野由悠季が来ても困るけど、と思っているならば、宣伝素材として扱ってください。

 それだけ大きな話題になれるのです。

 「あなたはこんな仕事をしちゃいけない人間なんだ!」というなら、相応しい仕事を与えてください

 アニメの仕事を。

 こういう小さいものが積み重ねると、ひょっとしたら今と違った流れを作れるかもしれません。

 私は今も、それを信じています。



 最後に、もう一度富野監督のコメントを見てください。

 学べることがなくても、アニメがきっかけになって、あなたが一歩外に出ることで、今まで知らなかった何かを手に入れられることがあると思います。

 実際に上手くいけるかどうか、いや、そもそもどのような活動をするのかはまったく分かりません。

 正直、正体の見えないものに心配するのは当たり前なことです。私だってそうです。

 この手のものは上手く行けたのはむしろレアケースですから、一気に数十個も整備するのは、とても難しいかと思います。

 「アニメ」という枠のなかだけじゃ、「クールジャパン」という枠のなかだけじゃ、やはり狭いかと思います。

 その上、日本が考えているものと、海外が考えていることの差もあります。

 でも、始まってもいないですから、今は協会と富野監督の動きを見守るだけです。

 本音をいうと、これをやって見せる以上、それらの団体もちゃんと監督にお返しをあげてください、と言いたいです。

 もちろん、金銭のことではありません。

 富野さんが金を得たところ、僕にとって何の得にもなりませんから。

 富野由悠季のアニメ制作を支援してください。いや支援しろ。これは本心です。

 それでも、たとえ何の返しがなくても、富野監督が覚悟を決めてやっていることならば、私は応援します

 あのお年になっても、なお変わることを模索しているならば、若い人としては応援しない理由がありません。

 また、このことをきっかけ、少しでも地域振興や復興に繋がるといいと願っております。



一般社団法人アニメツーリズム協会 コラボレーションで広がる可能性 アニメ聖地88×???





2016年富野由悠季情報まとめ

2016/09/01 11:12|富野情報TRACKBACK:0COMMENT:8
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 2016年富野由悠季情報まとめ
 富野由悠季は、ガンダムシリーズを初め、数々の名作・快作を作った日本の誇るアニメーション監督です。そんな富野監督についての動向をフォローします。現在、富野由悠季監督は最新作『ガンダム Gのレコンギスタ』の劇場版を作っています。なので、Gレコの情報もこの記事で随時に紹介します。

 また、富野作品と関連性のある商品やイベントのうち、重要性が高いものは私個人の基準で合わせて紹介いたします。



2016年
1月10日 月刊アニメージュ連載「富野に訊け!」
2月7日 「和田昌之のWADAX Radio」出演
2月10日 月刊アニメージュ連載「富野に訊け!」
2月21日 さぬき映画祭2016 1st三部作上映&ゲスト参加
3月10日 月刊アニメージュ連載「富野に訊け!」
3月18日 グレートメカニックG 2016春号「ダンバイン」インタビュー
3月30日 「昭和カルチャーズ 侍ジャイアンツ DVDブック」インタビュー
4月10日 月刊アニメージュ連載「富野に訊け!」
4月17日 NHK講座「富野流仕事術~自分の個性を信じる~」→
5月10日 月刊アニメージュ連載「富野に訊け!」
6月2日 映画『団地』コメント
6月10日 月刊アニメージュ連載「富野に訊け!」
6月25日 坂本順次監督『団地』記念トークショー
7月10日 月刊アニメージュ連載「富野に訊け!」
7月16日 サマーコンファレンス2016 パネルディスカッション「世界に広がれ!~Be connected to the world~」
8月10日 文藝春秋「戦前生まれ115人から日本への遺言」コメント
8月10日 月刊アニメージュ連載「富野に訊け!」&市川紗椰と『ダンバイン』対談レポ
9月2日 アニマックス「緊急ニュース!富野由悠季と市川紗椰「聖戦士ダンバイン」HD化計画を語る 」→
9月5日 アニマックス『聖戦士ダンバイン』HD版放送開始
9月10日 月刊アニメージュ連載「富野に訊け!」
9月11日 名古屋NHKカルチャー講演会「富野監督が語る「仕事力」~企画・映像・個性の問題~」
10月10日 月刊アニメージュ連載「富野に訊け!」
11月10日 月刊アニメージュ連載「富野に訊け!」
12月10日 月刊アニメージュ連載「富野に訊け!」

 以下、純粋に個人が好きなもの。

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伊波杏樹,逢田梨香子,諏訪ななか,小宮有紗,斉藤朱夏,酒井和男

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井荻麟作詞論 第17回「ビギニング」

2016/08/01 15:46|井荻麟関連TRACKBACK:0COMMENT:0
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 井荻麟作詞論 第17回「ビギニング」
 井荻麟作詞論の記事は100回予定です。今日は第17回で、劇場版『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編』の副主題歌「ビギニング」について語りたいと思います。



 今回取り上げる作詞において、その短さは語る上欠かせないポイントなので、どうかご自分で歌詞を検索してください。

ビギニング
作詞:井荻麟/作曲:井上大輔/編曲:井上大輔/歌:井上大輔

いつか触れて
いつか泣いて

 さて、『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編』でも、井上大輔と井荻麟のコンビが続投することになったが、この曲「ビギニング」は二人がガンダム劇場版において共に作った三目曲だ。媒体の違いによって主題歌だったり副主題歌だったりと表記も異なるが、ここでは「副主題歌」として統一。

 この曲の最大な特徴は、なんといってもその短さだ。歌詞カードに掲載される歌詞を数えてみれば、なんとわずか71字だけで、驚異的な短さである。これだけ短い詞で詩の世界を立ち上げた井荻麟はさすがといいたいが、実際に歌詞がすごく簡単な分、大半は曲と歌声の力によって支えられているのだろうといっても過言ではない。

 曲調が美しく切ない旋律で展開されて、儚い印象を与える一方、歌詞を見てみると、ものすごくストレートでシンプルに「人の邂逅」を歌うものになっていて、実をいうとかなり映画らしく甘い曲。ニュータイプを描く歌詞なのではないかと疑問を持っている人もいるかもしれないが、監督の富野由悠季が後年に書いた劇場版ノベライズに当たる小説『密会』を読めば、アムロとララァの「ビギニング」も案外一種の恋愛話と帰結できるかもしれない。



 とはいえ、この曲の憎いところは歌詞そのものにではなく、むしろ歌詞と曲のイメージを承知するうえ、劇中での使われ方にある。

 映画のなかで、「ビギニング」は二回使われていた。一回目はアムロとララァが雨天で出会うシーン、そして二回目はアムロがララァを殺した瞬間、二人が精神交感するシーン。どちらのシーンも同じ曲を使われてたのにも関わらず、シチュエーションとしてはまるで天と地の差ほどあった。しかし、この曲はどちらのシーンにも恐ろしくハマっている。

 歌詞は素直に「愛の芽生え」を描くものだとすれば、愛の芽生えで「新しい何かの獲得」という寓意を借りてニュータイプに当てるというメタファーは十二分想像できるが(実際にそれが成功している)、もし監督の富野が言おうとするのは「出会い」も「別れ」も人にとって一種の「ビギニング」だとしたら、それはもう美しいまでの残酷以外の何者ではない。出会いであれ別れであれ、必ず喜びと切なさを伴うものだ。だからこそ残酷なのだが、それゆえに美しいでもある。

 一つの言葉からアンビバレントな感情を同時に伝えるという意味では、「ビギニング」はテレビシリーズの挿入歌「きらめきのララァ」に似ていると言えるのかもしれない。



 余談だが、作曲・歌の井上大輔によると、「ビギニング」はもともと井上氏のなかでは主題歌として作られたものだった。でも実際の映画では「めぐりあい」のほうがかえって主題歌として使われて、びっくりしたという。曲と歌詞がこんなにシンプルなのに、主題歌という意図で作ったぐらいだから、井上氏にとってもよほどの自信作であろう。

 実際に、この曲は劇中の二回以外、スタッフリストにも主題歌「めぐりあい」の後に流されているから、まさに副主題歌という名に恥じない名曲だ。

2016年8月1日追記 本記事は2013年作成した既存記事の修正です。ご指摘を受けて、引用を修正したと共に、旧記事の公開を停止いたしました。ご了承ください



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