富野由悠季監督とその作品について語るブログ

TOMINOSUKI / 富野愛好病
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Author:kaito2198
台湾人。
富野信者じゃない。ただの富野ファンです。

本ブログは富野由悠季監督の最新企画「Gレコ」(ニュータイプエース連載)を応援しています。いつもこのブログを読んでくださっている方々、もしニュータイプエースを購読していらっしゃったら、どうか「Gレコ」に対する応援をアンケート葉書を記入した上、郵送してください。

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手塚治虫『海のトリトン』あとがき

2012/05/23 16:26|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:3
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 ちょっと思うことがあって、先に『海のトリトン』漫画版、原題「青いトリトン」に関して、手塚治虫のあとがきを文字起こししました。1980年1月20日発行の手塚治虫漫画全集『海のトリトン④』よりのものでした。

あとがき

手塚治虫

 サンケイ新聞に、長い間「鉄腕アトム」を連載したあと、編集部との話し合いで、”海を舞台にした熱血もの”をかくことにきめたときは、まだ、こんなSFふうのロマンにするつもりはありませんでした。

 当時は「巨人の星」や劇画が全盛のころで、新しい連載漫画も、それらの熱血・スポコン的なアクションを、なるべく強くいれてほしいという要望がありました。ぼくは、どうもそういうムードのものは苦手なのです。それでも、「海のトリトン」ははじめのほうに丹下老人なんていう硬骨漢を登場させたり、シゴキをやらせたりしたのは、そういう要望をいれてのサービスです。

 しかし、かいていくうちに、物語は、はじめの構想からどんどんはなれて、SF伝奇ものの形にかわっていきました。よく、主人公が作者のおもわくどおりに動かず、かってに活躍をはじめることがあるといわれますが、トリトンの場合もそのとおりで、あれよあれよと思っているうちに、ポセイドン一族やルカーやゴーブができていってしまったのです。

 トリトンをテレビアニメ化しようと考えたのは、連載が終わったあとでした。そこで、五分ぐらいのパイロット・フィルムをつくりました。そのときは、トリトンは外国へ売ることを考えて、バタくさいマスクのちっちゃな少年の姿にしてしまいました。それを、当時ずっとぼくのマネージャーをしていた西崎義展氏が、東映の羽根氏を起用して、あのスタイルにかえたのです。

 テレビアニメは、はじめ手塚プロでつくるつもりでした。でも、西崎氏は独自でテレビ局と話をつけて、スタッフルームというプロダクションにつくらせることになりました。だから、あのフィルムには、ぼくは原作者の立場でしか、かんでいないのです。

 改めて手塚治虫と富野由悠季の関係を整理したいと思ったとき、この作品はどうしても避けられなかった。西崎事件でのトラウマの波及か、はたまた分野の違いか、手塚治虫はほとんど富野に関してほとんど発言をしませんでしたが、それでも詳しく検証したら、やはり手塚の富野観をなんとか探り出せると思います。





 『海のトリトン』は正直申し上げますと、富野監督が作ったこともあるが、その出来を相まって、アニメ版こそ私にとっての正典です。漫画版はまあ富野監督のいうとおり、手塚作品のなかでも出来が下の部類で、安手のSFでしかないものだったのですが、それでも腐っても手塚治虫の作品なので、終盤の物語の収束する勢いや、世代を受け継ぐ結末などは、さすがに匠の技でした。

一週間放置したな

2012/05/23 00:26|ブログ運営TRACKBACK:0COMMENT:0
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 あっという間にブログを一週間に放置してしまって、申し訳ございません。今富野界隈ではみんな「じぶん学」で騒いでいるけれども、こちらはこういった流れを逆らって、唐突に「天神さんの子守唄」の記事を書いています。しかし考えがまとまらないため、3日かかっても終わりそうもありません。

 というわけで、明日も2時間くらい記事を書く予定で、なんとか結論までたどりつきたいのですが、なにせ文才も知恵もないので、できるかどうかはまだ分かりません。とりあえず明日か明後日くらいに更新できると思いますので、そのときはまだ覗いて来て下されれば嬉しいです。

 余談ですが、最近高遠るい氏の「デビルマンG」を読んでいますが、超面白いです。台湾東販さんは代理しないかな? いやでも永井先生の原作なので、原動力が版権をとるのかな…。

「わたしが子どもだったころ」富野回レビュー

2012/05/16 22:20|富野由悠季関連TRACKBACK:0COMMENT:2
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 予告とおり、「わたしが子どもだったころ」の富野由悠季監督回をレビューする。

 まず、結論から申し上げると、「富野ファンなら買わないほうが身のためだ」。理由は簡単だ。内容は薄いからだ。本という媒体の性質上で仕方ない部分もあるとはいえ、完全に映像ならではの良さを殺してる。詳しくは以下で説明する。



 当時NHKで番組を視聴した方ならきっと覚えていると思うけど、見たことない方のために簡単に説明すると、富野監督回は単なる本人のインタビューだけでなく、「本人インタビュー」+「述懐風ナレーション付き寸劇」+「アニメによる富野少年の夢の再現」という奇妙な構成でされている。そのうち、本人のインタビューは特に説明する必要もないだろう。

 「述懐風ナレーション付き寸劇」というのは、役者たちが富野の少年時代を寸劇という形で演じるもので、インタビュー=富野本人の発言を補足する以外、インタビューで収録しきれない部分も映像で再現されている。しかしこの部分では、本では完全にカットされたというか、どうしても収録できなかった。この変更によって、ほかの収録回はいざ知らず、少なくとも富野回において、この「わたしが子どもだったころ」の番組のニュアンスは半分以上殺されたと断言できる。

 ご存知のとおり、富野作品におけるテーマは「人の社会における義務と使命」、「父性との確執」であると共に、もう一つ「母に対する愛憎」というものがある。これは、まさに番組の「述懐風ナレーション付き寸劇」という部分で語られている。父や母に対するコンプレックスは富野作品において対するものなので、両方分かれば初めて富野作品を理解することができる。しかし本では、この部分は完璧に欠落していた。はっきり言ってナンセンスだ。

 「アニメによる富野少年の夢の再現」という部分は正直内容としては大したものではなかったので、本で再現できなくても別にいいけど、映像的な面白さを持っているので、やはりなんとか映像で見たいものだ。



 以上は富野目当てならこの本をオススメしない理由だ。また、ほかの収録された人の経験談などにはそれなり面白いものもあったが、映像的な面白さを失い、それ以上のニュアンスを無くした恐れもあるなどの理由からして、やはりオススメはしない。まあ、マゾなら買っとけ。



 最後はハンサムな富野少年の写真を一枚貼る。

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ガンダムエースに復帰する

2012/05/11 01:29|日常話TRACKBACK:0COMMENT:0
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 去年ニュータイプエース創刊以来、超重量級連載「教えてください。富野です」があるにも関わらず、思い切って3年以上買い続けたガンダムエースを切って、ニュータイプエースに切り替えましたが、今月から、またガンダムエースの購入に戻りました。




 とはいえ、既刊はもう買えなくなりましたので、2011年12月号から2012年4月号は持っていない状態になりました。



 こちらに出戻りするのはいくつかの原因がありましたが、まあ簡単に言っちゃえば富野分のあまりの不足でなんとか補充しようとする思いと、ニュータイプエースの詐欺さに嫌気を差したためだったんですが、効果がほとんど期待できないものの少しでも富野監督を応援するためのアンケートハガキを送りたい理由もあります。

 でも正直、以上の2号を読む限り、なんかちょっと富野対談でさえ軽くマンネリしてるなぁって感じです。技術の話はまだしも、国家・歴史・思想絡みの話はやはり富野といえども、日本人が陥りやすい落とし穴を免れない感じです。



 一方ニュータイプエースの状況というと、シャア専用ニュースさんによると、去年創刊号であれだけ宣伝しまくったのにもかかわらず、平気に半年以上富野関連のコンテンツを放置するニュータイプエースは最新号では、ついに唯一辛うじて富野のトの字がある『トミノ伝』を打ち切りました。大和田秀樹さん哀れ。仮に来年あたりに動きがあるとして、今から小説が動かないとヤバイなのに、それを平気に放置するやり方は本当によく分かりません。私が編集なら、富野が書くまでは毎日に付きまとって、なんとしても原稿を回収するのに(ちなみに私はホントに出版社で編集者をやったことある)、角川さんの人は本当に商売する気があるかどうかも疑わしいです。

 とまあ、こっちが批判してもしょうがないので、とりあえず今日の話はここまでです。

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富野情報まとめを更新する

2012/05/07 21:20|富野情報TRACKBACK:0COMMENT:2
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 こんばんは、最近忙しくてすみません。いくつかの記事を控えて、とりあえず富野由悠季監督の2012年情報まとめを更新しました。グッズプレスの情報を除いて全部既出ものですが、とりあえずこれらをアップデートします。

4月5日 R25インタビュー
4月10日 月刊アニメージュ2012年2月号 富野に訊け!114回
4月26日 月刊ガンダムエース2012年3月号 教えてください。富野です VOL.109
5月3日 日本科学未来館講演「夢じゃないよ カクユウGoー」
5月7日 GOODPRESS 2012年6月号 宇宙エレベーター座談会
5月10日 月刊アニメージュ2012年2月号 富野に訊け!115回
5月26日 月刊ガンダムエース2012年3月号 教えてください。富野です VOL.110(予定)
6月10日 月刊アニメージュ2012年2月号 富野に訊け!116回(予定)
6月26日 月刊ガンダムエース2012年3月号 教えてください。富野です VOL.111(予定)


 そのうち、富野監督の講演「夢じゃないよ カクユウGoー」については、以下の当時に聞きに行ったお二人方のレポートを読むと、その大要をつかめます。

富野由悠季監督の講演会│ガンダム蔵書 分家

「あ~。ちびちゃんに逃げて行かれてしまってものすごくショックを受けていますw」
「って言うのは、大人たちにどんな話をしても改善しない!」


核融合の話│ひねくれ者の駄文

・老人には変えられないから、次の世代にやって欲しい。自分が変えられないと思ったら、また次の世代に渡して欲しい。邪魔することはしたくない




 また、今月号のGoods Pressには、大林組と富野監督による宇宙エレベーターの座談が収録されています。

@tatsuoiso
GoodsPress6月号の宇宙エレベーター座談会は、「季刊大林」で宇宙エレベーター構想をまとめた大林組技術陣と富野由悠季さん!の豪華な組み合わせです。富野さん「ロケットを否定したくはないんだけど、あんな乗り物には乗りたくない(笑)」とおっしゃってます。



 しかしこの雑誌、台湾で見かけたことがない…。ガンダムエースを注文できるけど、これはどうかな。

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